地域福祉活動計画
近年、少子高齢化の進展や地域コミュニティの希薄化をはじめとする社会情勢の変容を背景として、ひきこもり、ヤングケアラー、8050 問題など、様々な分野の課題が重なりあう制度の狭間の問題が顕在化しており、新たなニーズへの対応や課題解決へ向けた取組が求められています。 このような課題を解決するためには、身近な地域や市全体の中であらゆる方々のふれあいや支え合いを育むとともに、市民一人ひとりが共通の課題として受け止め、人や地域のネットワークで互いに補いながら、地域ぐるみで解決していくことも必要です。
今後、地域共生社会の実現を図っていくためには、すべての市民が、家族や近所との温かな絆を保ちながら、地域の一員としてのつながりを持ち、ともに支え合うことが大切です。そして、制度や分野ごとの「縦割り」や「支え手」「受け手」という関係を越えて、地域住民や地域の多様な主体が『我が事』として参画し、人と人、人と資源が世代や分野を越えて『丸ごと』つながることで、住民一人ひとりの暮らしと生きがい、地域をともに創っていくことが大切になります。地域共生社会の実現により、誰もが安心して暮らすことができるまち磐田を目指し、第4次磐田市地域福祉計画・地域福祉活動計画を策定しました。
計画期間は、令和5年度から令和8年度までの4年間です。
【地域福祉計画】
社会福祉法に基づいて市町村が策定し、地域福祉推進方針を示す行政計画です。磐田市の地域福祉計画は、市総合計画を最上位計画とし、保健福祉分野の上位計画として個別計画と調和を図っています。
【地域福祉活動計画】
社会福祉法人の市町村社会福祉協議会による計画で、市民の皆さんやボランティア団体、NPO、福祉事業者等が互いに協力して地域福祉を推進するための活動目標を示した計画です。
■2つの計画は、地域福祉の推進という共通の目的があります。磐田市では、市と社会福祉協議会が協働で一体的に策定し、1冊の計画書にまとめました。
■地域の課題を把握して、地元での福祉活動を検討するための「地域福祉懇談会」や「アンケート」等が市内20地区で開催されています。その報告書を「地区別の指針」としてまとめました。
■計画策定や地域課題についての話し合いをする「地域福祉推進会議」の会議概要を掲載しています。